同性婚・パートナーシップの
現在と未来
【LGBTニュースを正しく読み解く】

秋の婚活!

こんにちは! だんだんと涼しくなってきましたね。朝晩の肌寒い空気を感じる度、秋が来たんだなあ……と感じます。

秋といえば! Find f主催の秋の婚活パーティ、皆さんは参加されましたか? テーマ別のパーティは初対面の人とも話が弾みやすく、趣味が共有できるパートナーを見つけるにはぴったりですよね。参加された方、ぜひぜひ感想を教えてくださいね!

また、「今度はこんなテーマでやってほしい!」「東京には行けないので⚪︎⚪︎県で開いて欲しい!」など、要望があればFind fのスタッフの方に伝えてみてはいかがでしょうか。利用者の方とスタッフの方、それぞれの声が合わさって、Find fがこれからもっともっと素敵なサイトになっていけばいいなと思っています。皆さんの良い出会いを応援しています!

 

さてさて、良い縁に恵まれて大切なパートナーができると、将来のことを考え始める方も多いのではないでしょうか。ということで、今回のテーマは「同性婚、パートナーシップ」です。

ここ数年、ヨーロッパやアメリカを中心にセクシュアルマイノリティへの理解が進み、同性婚・パートナーシップの制度も少しずつ整ってきました。とはいえ日本を含むアジアではまだまだ理解が浅く、同性婚やパートナーシップについての議論もあまり深められていないのが現状です。

今回のコラムでは、まず世界の同性婚・パートナーシップ制度の状況を見た上で、日本はこれからどうなっていくのか、私たち個人は何を意識していくべきなのかについて、考えていきたいと思います。

 

 

世界の同性婚・パートナーシップの現状

それでは、同性婚・パートナーシップ制度を持つ世界の国々を見てみましょう。

【同性婚が認められる国・地域】
オランダ、ベルギー、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、デンマーク、フランス、南アフリカ、アルゼンチン、カナダ、ニュージーランド、ウルグアイ、イギリス、ブラジル、米国、メキシコ、ルクセンブルク、アイルランド、グリーンランド(デンマーク自治領)、エストニア、コロンビア、フィンランド(2017年より)

【登録パートナーシップなどを持つ国・地域】
フィンランド、グリーンランド、ドイツ、ルクセンブルク、イタリア、サンマリノ、アンドラ、スロベニア、スイス、リヒテンシュタイン、チェコ、アイルランド、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、オーストラリア、イスラエル、ハンガリー、オーストリア、クロアチア、ギリシャ、マン諸島(英王室属領)、ジャージー諸島(英王室属領)、ジブラルタル(英国領)、マルタ、エストニア

同性婚・パートナーシップ制度を持つ国は、人口比率でいえば世界の16.9%、GDP比率では世界の58.5%を占めるそうです。改めて調べてみて、思っていた以上に多くの国が同性婚やパートナーシップ制度を認めていることに驚きました。

参考:Equal Marrige Alliance HP(http://emajapan.org/promssm/世界の同性婚)(参照日:2016年11月14日)

アジアにおける同性婚・パートナーシップ制度は?

上に紹介した国の一覧を見て気になるのは、アジアの国々が入っていないということ。アジアでは文化的背景から従来の家族制度を維持すべきとの声が強く、ヨーロッパに比べて議論が進んでいないのです。

それでもここ最近は同性婚・パートナーシップ制度を希求する声も挙がっています。台湾ではすでに法案が議会に提出されており、台湾の総統である蔡英文氏は10月29日のLGBTパレードに合わせ、同性婚を支持する文書をフェイスブックに掲載しています。

参考:

CNN「台湾で同性婚合法化の機運、年内にも法案 アジア初実現か」
http://www.cnn.co.jp/world/35085307.html(参照日:2016年11月14日)
産経ニュース「台湾・蔡英文総統、同性婚への支持を再表明」
http://www.sankei.com/world/news/161029/wor1610290043-n1.html(参照日:2016年11月14日)

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日本における「結婚」とは

次に日本の結婚について見ていきたいと思います。日本において、結婚(婚姻)は以下のように憲法で定められています。

日本国憲法
第三章 国民の権利及び義務
第二十四条  婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

上記の条文の中には「両性の合意」と書かれています。この「両性」は「一人の男性と一人の女性」を指すものと解釈されているので、日本では同性婚が認められていない、ということになります。

それでは憲法を改正しない限り同性婚は認められないのでしょうか? これに関しては様々な意見がありますが、同性婚支持の立場からは、「憲法改正をしなくても同性婚を認めることはできる」との意見が出ています。

なぜなら、第二十四条の目的は、「男性と女性のカップルにのみ結婚を認める」ことではなく、「男性と女性が一個人として対等に生きる権利があることを示す」ことであるからです。憲法制定当時、女性の地位は現在と比べて遥かに低く、その状況を変える目的でこの条文が定められたのです。

こうした「法の目的」に照らし合わせれば、憲法第二十四条は同性婚の妨げにはならないということになります。同性婚を求める声が大きくなれば、将来的に認められる可能性も低くないのです。

憲法二十四条にまつわる議論については以下のHPが参考になります。

EMA日本(http://emajapan.org/ssmqaa/憲法は、同性婚を禁止しているのではないですか)(参照日2016年11月14日)
特別配偶者法全国ネットワーク パートナー法ネット(http://partnershiplawjapan.org/japan/)(参照日2016年11月14日)

 

 

日本におけるパートナーシップ制度の現状は?

それでは、日本におけるパートナーシップ制度について見ていきたいと思います。パートナーシップに関する条例や要綱は、2016年11月時点では以下の5つがあります。

 

東京都渋谷区「渋谷区パートナーシップ証明書」2015年11月より
東京都世田谷区「世田谷区パートナーシップの宣誓の取り組み」2015年11月より
三重県伊賀市「伊賀市パートナーシップ宣誓制度」2016年4月より
兵庫県宝塚市「宝塚市パートナーシップ宣誓」2016年6月
沖縄県那覇市「那覇市パートナーシップ登録」2016年7月より

 

全て「パートナーシップ」に関する条例・要綱ですが、「申請できる人」「必要書類」「費用」など、内容はそれぞれ異なります。

例えば渋谷区の「渋谷区パートナーシップ証明書」は必要書類として求められる「公式証書」の作成に数万円の費用がかかり、経済的負担は大きいと言えます。

一方、世田谷区の「世田谷区パートナーシップ宣誓の取り組み」は宣誓書への記入のみとなるので、書類を揃えるために費用がかかることはありません。

各条例・要綱の違いや公式証書作成にかかる費用等については以下のHPが参考になります。

Girrls∞Luv!「何が違うの?比べてみました〈同性パートナーシップ制度〉」http://girrlsluv.com/samesex-domesticpartner/(参照日2016年11月14日)
成年後見事務所「渋谷区の同性パートナーシップ証明にかかる費用はいくら?」http://www.houteikouken.jp/2016/02/14/渋谷区の同姓パートナーシップ証明にかかる費用はいくら/ (参照日2016年11月14日)

 

 

パートナーシップに法的拘束力はない

パートナーシップ制度を利用することによって、同性のカップルが二人で家を借りることが容易になったり、携帯電話の家族割引が適用されたりと、これまで男女のカップルに限られていたことが同性同士でもできるようになります。

ただしここで注意しなければならないのは、どの自治体の条例・要綱も、法的拘束力はないということです。「同性カップルの同棲を認めるか」「同棲カップルに家族割を適用するか」はあくまで各企業の方針に従って決められることなのです。もちろん、何も証明するものがない状態よりは、パートナーシップの証明書や宣誓書を提示したほうが理解は得やすくなります。この現状を踏まえた上で、これからどのような制度を求めていくべきなのか、考えていかなければいけませんね。

 

 

結婚の目的は?

さて、以上のような日本の結婚制度およびパートナーシップ制度を踏まえた上で、みなさんにもう一度考えて欲しいことがあります。
あなたは結婚したいですか? したくないですか?
また、それはなぜですか?

結婚には色々な側面があり、同じように結婚を望む人がいてもその理由は様々です。「一緒に暮らしたい」「結婚式を挙げたい」「世間の人に認めて欲しい」「子供を持ちたい」「将来の約束をしたい」……今挙げたような理由は、婚姻関係を結ばなくても実現が可能であると言えます。

それでは結婚しなければ認められない権利とは一体なんでしょうか。
よく挙げられるのは、財産の相続、扶養制度の利用、病院における緊急時の面会の許可といったものです。

こうした経済面や緊急時の対応といった面では、異性カップルと比べ、結婚が認められていない同性カップルの権利は大きく制限されていると言えます(厳密に言えば、養子縁組の制度を利用すればこれらの権利を得ることができます。)。

同性間のパートナーシップを法的に保障するしくみが存在しないことに伴う問題については以下のHPが参考になります。
特別配偶者法全国ネットワーク パートナー法ネットhttp://partnershiplawjapan.org/japan/life(参照日2016年11月14日)
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同性婚に対する懸念

私はいつか同性婚が認められるようになって欲しいと願っています。しかしその一方で、同性婚が認められることで、「同性愛者も一定の年齢になったら結婚すべきだ」という考え方や、「結婚している人が結婚していない人を差別する」といった新たな価値観が生まれてしまうのではないかと懸念しています。

結婚制度が整ったとしても、それを利用するかどうかは個人の自由です。結婚という道を選択しないカップルがいてもいいのです。大切なのは、同性愛者にも異性愛者と同じ権利が認められ、その上で、異性愛者も同性愛者も、制度を利用するかどうかを自由に選択できる環境を整えるということだと思います。

結婚する、しないの選択が自由にでき、どのような選択をした人も尊重するような社会を作ること。
そのために今私たちができるのは、自分が将来どのような人生を歩みたいのかをじっくりと見つめ直し、必要な制度を求めていくことではないでしょうか。

 

 

それぞれが描く「理想の社会」へ

このコラムの第一回でも触れましたが、皆さんにとっての「理想の社会」とはどのようなものでしょうか。私の理想は「一人一人が自分らしく生きられる社会」であり、結婚制度もパートナーシップ制度もそのためにあるべきだと思っています。

「理想の社会」というと、テーマがあまりに大きく漠然としていますが、一人一人の行動が未来の社会につながっているということを意識して、ぜひ考えてみてくださいね。

今回もお読みいただきありがとうございました!
寒さが増していますが皆様どうぞご自愛ください。
それではまた!gatag-00013197

深読み☆LGBT映画
『噂のふたり』

みなさん、こんにちは。コラム「深読み☆LGBT映画」担当の深谷ヨミです。

さて、今回ご紹介するLGBT映画は『噂のふたり』。

『噂のふたり』(原題:children's hour)
Source: http://www.mgmchannel.com/ (C) William Wyler/Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED

 

1961年に制作されたこの映画、なんと『ティファニーで朝食を』の撮影を終えたばかりのオードリー・ヘプバーンが出演しています。白黒の映画はなんだかちょっと……という方でも、オードリー・ヘップバーンの演技と美貌を堪能できる本当によい作品なのでぜひ観てもらいたい一本なのです。

【2人の間に囁かれた噂とは?】

オードリー・ヘプバーンが扮するのは女教師カレン。

(C) William Wyler / Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED
Source:”Children’s Hour” (C) William Wyler / Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED

長年にわたり交際のある恋人ジョーとの結婚を目前に控えた彼女は、幼馴染の親友マーサと共に全寮制の女学校を経営し、同時に教師もしています。

ある日カレン先生に叱られたわがままな生徒が「カレンとマーサ、2人の女教師は恋人同士」という嘘をついてしまいます。その噂は、瞬く間に街に広がり、カレン、マーサ、カレンの恋人のジョーの3人の人生を翻弄する……というのが、物語の簡単なあらすじ。

たった一人のそれも子供の嘘が大人達を翻弄し、主人公たちの人生を狂わせてしまうんですね。

……しかしながら、火のないところに噂は立たぬとも申します。

オードリー・ヘップバーン扮するカレン、シャーリー・マクレーン扮するマーサ。2人の美しい女教師の間には本当に「なにも無かった」のでしょうか?

というわけで、今回はこの『噂の二人』を深読みしていきましょう。

【美しき2大女優による百合?映画】

オードリー・ヘップバーンについては皆さんご存知だと思うのですが、マーサ役のシャーリー・マクレーンについて念のためご紹介を。

シャーリー・マクレーンは1955年からアメリカで活躍している女優で、1983年の映画『愛と追憶の日々』でのアカデミー賞主演女優賞をはじめとして、数々の賞を受賞している往年の大女優です。最近では2008年の映画「ココシャネル」で晩年のココ・シャネルを演じているので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

Shirley MacLaine
Shirley MacLaine  Source:http://lilylemontree.blogspot.jp/

『ココシャネル』ではおばあさんだったシャーリー・マクレーンもこの映画では27歳。『アパートの鍵貸します』やヒッチコックの『ハリーの災難』などコミカルな役柄での出演の多い彼女ですが、この映画では気丈な、しかし本当はとても傷つきやすい女性をとても上手く演じています。誰かと一緒にいるときには人一倍明るく振舞っていても、一人になるととても寂しい表情をする……

このマーサという女教師の役柄は、彼女の不完全さに親しみが持てる、リアルな女性なんですね。

高校時代から大親友のシャーリー・マクレーン扮するマーサと、オードリー・ヘップバーン扮するカレンは、仕事だけでなく、女学校の寮に一緒に暮し、生活も共にしています。二人の関係はあくまでプラトニック。お互いを親友として大切に想い合っています。

ここからが面白い展開なのですが、生徒の「二人は恋人同士だ」という嘘をきっかけに、マーサのカレンに対する感情揺れ始めるんです。「あれ?私、本当はカレンのこと、どう思ってたのかしら?本当にただの親友として彼女が好きだったのかしら?」というように。

この映画のタイトルは『Children’s Hour』。

学生時代から続く無垢なヒロイン2人の親友であった時間=「子供の時間」は、一つの嘘から始まる波紋によって一つの転換点を迎えるのです。

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Source:”Children’s Hour” (C) William Wyler/Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED

実は1934年に書かれた原作の戯曲では、マーサ役の方が、オードリー・ヘップバーン扮するカレン役よりも目立つ配役になっています。つまり、物語の出来事によって翻弄され、苦しみ、悩み変化していく……マーサの方にそういった物語のハイライトが置かれているんですね。

しかし、この映画では、オードリー・ヘップバーンの演技と彼女の持つ普遍的な美しさが、カレンの役に、脚本だけでは付与できない意味合いを与えています。美しく、性格も良くて生徒想い、仕事にも熱心な女性。そんな完璧な女性がずっとそばにいたら、好きのベクトルが友情なのか恋なのか

わからなくなってしまうのも無理ない気がします(笑)

だから、マーサの親友のカレンに対する想いや悩みに、誰もが共感できるような説得力がありますし、カレンの役柄は女性の美しさや誰もを惹きつける魅力の象徴として生きてくるんですね。カレンへの想いに苦しむ普遍的な弱さを抱えた女性マーサ、親友の苦しみによって苦しむ憧れや美の象徴であるカレンという2大ヒロイン。この絶妙なバランスは、この美しき2大女優だからこそのものだと思います。

シェイクスピアの戯曲『ヴェニスの商人』の金貸しのユダヤ人「シャイロック」が、演じ方によって単なる「悪徳の高利貸し」にも、「イタリア社会で生きるマイノリティー=悲劇のユダヤ人」にもなるように、役者の演技や演出によって原作の新しい側面を見つけることができるのが、映画の楽しみの一つですよね。そういう意味で、この『噂の二人』は大変成功した作品だと思います。

【嘘をついた生徒は憎たらしい…でも目が離せない】

さて、2人の主演女優も素晴らしいですが、私が個人的にかなり素晴らしいと思うのはこの嘘をついた女生徒のメアリー。本当に嫌〜な子供なんです。学校のパトロンである大金持ちの孫で、自分の都合の悪いことがあると、嘘もつくし友人を揺すって偽証までさせる。一見無邪気な子供に見えて、中身はまるで悪徳政治家のよう(笑)

(C) William Wyler / Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED
Source:”Children’s Hour” (C) William Wyler / Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED

メアリーを演じるのはカレン・バルキン。なんと当時のアメリカのテレビ局CBSのジェネラルマネージャーであったシドニー・D・バルキンの娘で私生活でもお金持ちのお嬢様です。以下のネタバレの項目にもあるのですが、この役、実はアメリカの権力を象徴するような役どころなんですね。そう考えると、彼女のこのキャスティングはとても象徴的なものに思えます。

リアルでも高慢な子供だったのか、その辺りはわかりませんが、彼女の演技は、映画史に残る子役といってもよいほどナチュラル(笑)

きっと皆さんもこの映画を見たら、本当にこんな子供がいたら嫌だなあと思いつつも、その真に迫る演技に目が離せないはずですよ。

さて、ここからは嘘が広まってからのマーサとカレンについて詳しく話していきます。本作のエンディングにも関わってきますので、ネタバレOKな方のみ読み進めてみてください!

【LGBT批判の裏にあるもの(ここからネタバレあり。注意!)】

さて、実はこの物語には、元となった事件があります。

19世紀末にスコットランドの女学校で起きた事件で、2人の女教師が生徒からレズビアンだと告発されたんですね。

実際の事件では告発された側の教師2人が訴訟を起こし、のちに勝訴。汚名を挽回しました。

しかしこの物語では、ヒロイン2人は名誉毀損の裁判に敗訴。社会的には立ち直ることのできないところまで、追い詰められてしまいます。

(C) William Wyler / Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED
Source:”Children’s Hour” (C) William Wyler / Twentieth Century Fox Film Corporation ALL RIGHTS RESERVED

のちにこの噂が嘘だったとわかったあと、嘘をついた生徒メアリーの大金持ちのおばあ様は、二人のもとを訪れて、謝罪をするんですね。

「新聞に謝罪の記事も掲載するし、慰謝料も全額支払う。あなた方が元どおり生活できるようにできる限りのことをさせて欲しいんです。お願いです」……というふうに。

でも、主人公のカレンはこう言います。

「謝罪文とお金で心が休まるのね……でも私たちは何も受け取りません」

一説にはこの映画は、主人公たちの姿を通して、「レッドバージ」批判をしているとも考えられています。

アメリカのレッドバージ=赤狩りの時代には、アメリカ国内の共産主義者や共産党を容認する思想を持っていると疑われる者が、次々と公職を追われたり、国外追放されたりしました。

そして、中でもハリウッドは特に厳重な監視を受けました。

『ローマの休日』の脚本家のダルトン・トランポもアメリカ共産党員であったために、作家活動ができなくなり、友人の名義を使って『ローマの休日』を発表しました。また喜劇王チャップリンもその作品のリベラルな思想を問題視されて、アメリカから追放されています。

だれもが悪意に満ちた「噂」の対象となった時代。

特に中国の周囲の国、アジアの国々の外交官は次々に辞めさせられ、日本などアメリカの同盟国の外交官ですら、国家権力によってその職を追放されるということがおこりました。

追放されたアジアの外交官のポストを務めたのは、共産主義者の疑いはないけれども、アジア外交のノウハウもない外交官たち。

熟練したアジア外交官の欠員は、のちにアメリカの対アジア外交の道を誤らせ、泥沼のベトナム戦争に突入する遠因となったとも言われています。

奇しくもこの映画が封切られた1961年、アメリカ大35代大統領ジョン・F・ケネディが大統領に就任しました。ケネディのベトナム内戦への派兵拡大が、ベトナム戦争を激化させたとして議論を呼んだのはご存知の通りです。

もちろん、共産主義者と疑われた人々が全て無垢だったか?ということについては議論の余地があります。しかし、権力によって無垢な人々も謂れのない疑いをかけられたこと。そしてその中で彼らの名誉、人生、そして命が失われてきたことは、どんなに権力が謝罪をしても贖えるものではない……そういった強い怒りをこの映画は訴えているのかもしれません。

この映画では罪のないものを傷つける権力という物語の構造を作るため、二人のヒロインの無垢な関係を強調しています。オードリー・ヘップバーンがシャーリー・マクレーンの髪を梳かすといったちょっとした百合っぽいシーンもカットされていることにもそういった理由があると考えることができます。シーンのカットは少々残念な気もしますが、LGBT差別への問題提起を通して、その他の社会的な問題についても問題提起する、美しい2人の大女優が活躍する本作は、ただ美しいだけではなく、実はとてもメッセージ性の強く意思のある作品だったんですね。

最後にマーサを演じた、シャーリー・マクレーンは数十年後、ドキュメンタリー映画『The celluloid closet』(2001年)の中で、こんなふうに述べています。

「マーサは戦わなければならなかったのよ。カレンを本当に愛していたのならね。」

Source:”Celluloid Colset” (C) Rob Epstein/Jeffrey Friedman/Howard Rosenman ALL RIGHTS RESERVED
Source:”Celluloid Closet” (C) Rob Epstein/Jeffrey Friedman/Howard Rosenman ALL RIGHTS RESERVED

時代は徐々に変わっています。

1961年の昔に作られた本作を読み解くことで、

そんなLGBTをめぐる映画史の一端を感じられるかもしれません。

というわけで、今回の深読み☆LGBT映画はここまで。

話の流れ的に全然触れられなかったのですが、カレンの恋人役のジェームズ・ガーナーもいい味を出しています。

『噂の2人』は、レンタルにも置いてあることの多い作品ですので、オードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーンの美しい友愛の世界をぜひご覧になってみて下さいね。

次回もどうぞお楽しみに!

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著者:深谷ヨミ

ごく普通の三十路のレズビアン。幼少期にモテ期が過ぎてしまったため今は絶賛恋活中(笑)美術大学卒業後、出版社、事務職などで働く傍、執筆活動を行う。

 

*参考文献

  1. 映画『The Celluloid Closet』 (1995)

*掲載されている映画の画像については以下より引用させていただきました。

  • https://www.amazon.com/
  • http://www.mgmchannel.com/
  • http://lilylemontree.blogspot.jp/

アウティングの悲劇を防ぐために 〜一橋学生転落死事件に思うこと〜
【LGBTニュースを正しく読み解く】

リオオリンピックは選手のカミングアウトが過去最多!

こんにちは! ライターのhanaです。皆様お元気ですか?

先日、リオオリンピックが閉会式を迎えましたね! 今回のオリンピックは、同性愛者であることをカミングアウトしている選手の数が過去最多の42人ということで、大きく話題になりました(※48人と報道しているメディアもあります)。前回のロンドンオリンピックの23人と比べると大幅に増えていることがわかりますよね。

gatag-00013610(画像元:Vector Open Stock)

レズビアンの選手としては、会場で同性パートナーからのプロポーズを受けたイザドラ・セルーロ選手(ラグビー・ブラジル代表)、「勝利を家族、コーチ、愛する人(女性パートナー)に捧げる」と語ったラケーレ・ブルーニ選手(水泳・イタリア代表)、今回初めて公式にカミングアウトしたラファエラ・シルバ選手(柔道・ブラジル代表)、その他たくさんの選手が話題となりました。

 

「IRORIO 選手のカミングアウトは過去最多!歴代で最もLGBTに寛容なリオ五輪」(参照日:2016年8月31日)

http://irorio.jp/jpn_manatee/20160817/344142/

 

同性愛者に対する理解の度合いは国によってさまざま。同性婚が認められている国もあれば、同性愛者が死刑の対象となる国もあります。こうした状況の中で、世界的に活躍するスポーツ選手が自らの意思でカミングアウトをしたーーこの嬉しいニュースに勇気づけられた人も多いのではないでしょうか。

 

「カミングアウト」と「アウティング」

カミングアウトで最も重要なのは「本人の意思で、本人の望む時期・方法で行われる」ということ。本人が望んでいないにもかかわらずカミングアウトを強要することはできないし、ましてや周囲の人が勝手に公表してしまうことなど絶対にあってはなりません。

本人が自らの意思でジェンダー・セクシュアリティを表明することを「カミングアウト」と呼ぶのに対し、本人の意思に反してジェンダーやセクシュアリティが公表されてしまうことを「アウティング」といいます。
 
アウティングはその人の人生を大きく変えてしまうほどの影響力があるにも関わらず、その危険さを理解していない人は多いのかもしれません。今回取り上げるのは、一橋大学のロースクールで、アウティングによって当人の死を招いてしまった悲しい事件です。

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なぜ「彼の死」を防げなかったのか

まず事件の概要を説明します。

【一橋大学ロースクールの学生であるA君は、2015年4月、同級生の男子学生にB君に、恋愛感情を抱いていることを告白。B君は、付き合うことはできないが友達でいたい旨を伝えた。同年6月、B君は同級生複数名でつくっているLINEのグループで、A君が同性愛者であることを暴露。A君は心身に不調をきたし心療内科に通院するも、8月にパニック発作を起こし、校舎の6階から転落死した。】

この事件を知った時、私は辛くてたまりませんでした。なぜこのような事件が起こってしまったのだろう、なぜ死を防げなかったんだろう、最悪の事態に至るまでに何かできることはなかったのだろうか……。なぜ、B君をはじめ、A君の周りの友達は、A君のカミングアウトの葛藤やアウティングの苦痛を想像できなかったのか。悲しさとともに、多くの疑問がこみ上げてきました。

 

アウティングの経験

今回の事件を知ってから、私も自分の学生時代を思い返していました。私自身は大学の友人にはほとんどカミングアウトしていなかったこともあり、アウティングの被害に遭うことはありませんでした。
 
しかし、大学で同じサークルに所属していた男子学生がアウティングされるのを聞く立場になってしまったことがあります。サークルのある先輩が他愛ない会話の中で突然、同じサークル内の男子学生に関して「あいつさあ……バイなんだって。でも(その話題には)あんまり触れないであげて。」と私に告げてきたのです。

その口調から、先輩はこれまでに他の学生にもその秘密を漏らしてしまっているということが想像できました。それも本人がいないところで。男子学生自身が気づかないまま、サークル内の多くの人が彼のセクシュアリティを知っているという状況が生まれてしまったのです。

もしも本人がこのアウティングの状況を知ってしまったらどのような気持ちになるでしょうか。それは彼自身にしかわかりませんが、大きな精神的苦痛を与えてしまう可能性もあるのです。アウティングをしてしまった先輩は、彼自身の気持ちを想像することができないまま、「秘密を知っているという優越感に浸りたい」という気持ちだけでこのような行動に出てしまったのだと思います。

 

相手の気持ちを想像すること

先輩に欠けていたのは、カミングアウトの葛藤やアウティングの苦痛を想像する力です。そして今回取り上げた一橋大学の事件も、A君の葛藤や苦痛をB君が想像できなかったために起こってしまったのではないかと思います。
 
私には、B君がA君の死を望んでいたとは考えられません。アウティングを擁護する訳では全くありませんが、B君は、自分のしたことが相手の死を招くとは思っていなかった、自分だけが知っている秘密を抱えきれなくなった結果、LINEグループでA君のセクシュアリティを公表してしまったのではないでしょうか。
 
もちろんこれは、あくまでも私の想像です。でも、もしそうであれば、今後このような事件を起こさないためには、カミングアウトの葛藤やアウティングの苦痛を、世の中の人に知ってもらうしかないのです。

 

カミングアウトの勇気と葛藤

冒頭で取り上げたように、スポーツ選手をはじめとする著名人のカミングアウトは、華やかなニュースとして報道されます。明るい話題として取り上げるのは望ましいことですが、その反面、カミングアウトに至るまでの葛藤や、カミングアウトするのにどれだけ勇気が必要だったのか、カミングアウト後に彼らが日常的にさらされている差別や偏見は見えにくくなってしまいます。私は、そのカミングアウトの裏にある苦しみや勇気も伝えていかなければならないと思っています。

 

私自身は家族と少数の友人にはカミングアウトしていますが、そこに至るまでには様々な葛藤がありました。特に両親に話すときには「気持ち悪い、おかしいと思われたらどうしよう」「一時の気の迷いだと思われたらどうしよう」と悪い結果ばかり想像してしまい、なかなか勇気が出ませんでした。しかし自分が自分らしくいるためにどうしても話したいと思い、どのように話せば両親を困惑させずに済むかを一生懸命に考えました。

私の場合は、普段テレビを見ながら、ゲイのタレントが出ているバラエティやLGBTに関するニュースが流れた時にはさりげなく話題に取り入れて両親の反応を伺いました。そして両親が偏見を持っていないことを確認し、長い時間をかけて、一番良いカミングアウトの方法を探りました。

両親の性格上、日常の会話の中でさりげなく話す方が良いと思ったので、「私はレズビアンだ」と告げるのではなく、「女の子と付き合っていて、夏に旅行に行くんだ」と話し、そのまま旅行先の話に移りました。父も母も少し驚いていましたが、特に深く追求することなく、そのまま自然に受け入れてくれて、ほっとしたのを覚えています。両親に話せたことは私にとってとても大きな出来事で、一つ心の重荷が取れたように感じました。

 

私の両親はこのような形で受け入れてくれましたが、セクシュアルマイノリティを取り巻く状況は様々で、カミングアウトをするのが難しい場合もあります。私がセクシュアルマイノリティの方々に伝えたいのは、何よりも自分を大切にして、自分が傷つかない道を選んで欲しいということ。それを第一に考えた上で、もし可能であれば、カミングアウトの葛藤やアウティングの苦痛を含め、自分自身の体験談を伝えていって欲しいなと思います。

 

悲しい事件を二度と起こさないために

一橋学生の転落死事件は、私にとって、そして多くの人にとって、他人事として済ませることができない、とても悲しい事件でした。このような事件を二度と起こさないために、個人レベルでできることは何か、一緒に考えてみませんか。gahag-0118805601今回もお読みいただきありがとうございます! LGBTニュースで取り上げて欲しいものがあれば、ぜひコメント欄で教えていただきたいです。また次回もよろしくお願いします!

恋愛体質でいるために、私が大切にしている5つの心得
【恋愛スイッチ】

初めまして、まあやと言います。ノマドカウンセラーとして、日々いろいろな悩みやお話を聞いています。
最近はモテ期かなぁと思ってしまう程、デートに誘われて、嬉しい限りですが、もしかしたらマスコットのように扱われてるだけなのかもと思ったり(笑)

 

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phot by maaya

いきなりですが、みなさん、いい恋してますか? いい出会いはいつどこであるかわからない、ということで、わたしはいつでも、どこでも恋愛モードに入れるように恋愛体質である事を心掛けています。

恋愛体質であることがいいのか、悪いのかということはさておき(笑)、私が恋愛体質でいるために実践していることを効果がある順に5つご紹介します!

 

1、愛想笑いじゃなく、ナチュラルな笑顔!

愛想笑いって、敏感な人はすぐわかりますよね。誰にでもいい顔をする八方美人になったら、モテる!とは限らないと思うんです。

愛想笑いにならないために、私がよくやるのは、物事見るとき、ちょっと視点をズラして見ること。それだけで愛想笑いから少し自然な感じに変わる気がするんです!

もちろん、いきなり表情を変えるのは難しいので、最初は自分が心から楽しんだ笑顔と、無理やり作った笑顔の差を、意識して感じることから始めてました。

 

2、普段から小綺麗にしておく!

あー、なんでこんな時に飲み会…なんてことありませんか? タイプの人が現れた時に、ボサボサの髪や、ノーメイク、ワキ毛ボーボー、私もその一人でした(笑)
でも…もったいなすぎる!!

それに、初対面や、いざという時に、少し自分に自信があるだけで、行動にも不思議とつながってくるんですよね。もちろん、そんな人間臭さが好きだって人もいるとは思いますが(笑)

 

3、勝負パンツはない?

ちょっとご飯に行くつもりが、キスしてその先に…ってなった時、穴の空いた下着だったり、シミがついたボロボロのパンツだったら、折角のチャンスは台無し。

気合い入れたい時だけ!ではなく、いつでも気合い入れたランジェリーを身につけておく。だから、勝負パンツはないんです!すべてが勝負パンツってことです!そうすれば、いつでも準備オーケー!見えないところのおしゃれは、テンション上がります!

 

4、素直に前向きな気持ちを伝える

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あの子と話してみたいなと思うタイミングで、その前向きな気持ちを素直に言えるかどうか。もちろん恥ずかしいですが、彼女の服が可愛いとか、笑顔が可愛いとか、話しかけ方を工夫すれば、好意を伝えるだけじゃなく、話のきっかけにも。

これを慣らすために、気になる人だけじゃなく、友達にも前向きな気持ちを伝える訓練を普段からしておくのオススメです!

 

5、イメージを膨らませる力を持つ

最後に、あの人に会いたいなぁ、次の飲み会でタイプの人がもしいたらこうしよう…なんて妄想にふける。そうすれば、恋人がいなくても、恋愛とそこまで距離を置かずにいれるような気がしています。

それに、パートナーが出来たら、髪の毛を撫でてもらいたい!!って想像してたら、ヘアケアを念入りにしたりとか、自分磨きにもつながりますよね。みなさん、イメージするのは、タダですよ!(笑)

 

今回のまとめ

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
長々と話しましたが、結局何が言いたかったかっていうと、恋愛体質ってのは、惚れやすいとか、モテる!とかではなくて、惹かれる人と出会った時に、すぐ恋愛のスタートを切ることができるかってことだと思ってます。

これを読んで、一つでも参考になればうれしいです! 恋愛への向き合い方が変わるかもしれませんよ!

 
Profile
名前…まあや
形式にこだわらない、ノマドカウンセラー。
セクシャルは、パンセクシャルで、ポリアモリー。
全国各地に出没する。
Love メガネとシャツ、本、写真、カフェ巡り、料理

カムしていますか?
【勝手にゆっくりのんびり恋愛を語る】

 

こんにちは。さおりです。

いきなりですが、私、少し落ち込んでいます・・・。

 

先日、元職場の上司や同僚と食事に行ったのですが、

そこでドキーっとする事を言われました。

「○○から聞いたんやけど、お前、女の人が好きなんけ?」と。

ドキーーーーーーー!!!!!!!!

慌てて否定しました!

 

○○というのは、中・高・大と同じ学校で、部活も同じ、職場も一緒の

長年の友人なんです。

その○○にはカムしていないのですが、

憶測でも職場で言われていた事がすごくショックでした。

未だに嫌ーーーーーな気分です。

私はどちらかというと、カムしたい派ですが、職場では別。

この時初めて、社会で生きていく上で、

カムする事のリスクを実感したのでした・・・。

 

友人へのカミンングアウト、家族へのカミングアウト

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皆さま、周りにカムしていますか?

私は、本当に信用できる友人の数人にだけ言っています。

そこから漏れる分は仕方ない、という感じです。

 

でも、初対面だとしても、明るくカムしている人もいますよね!

すごいなと、羨ましく思います。

ただ、私の場合、会社の人などにバレると大変なので、

カミングアウトはしていません。

職場で「結婚しないの?」「彼氏は?」の質問をかわし続ける事が、

年を取るごとに厳しくなってきましたが(笑)

嘘つくのにもう慣れているはずなのに、やっぱり気分良くはないですね。

 

カミングアウトといえば、友人だけじゃなく、

家族も大変ですよね。

私の母は、私がレズビアンだと知っていると思います。

お互い様子を見合っているので、

気まずい事がよくあって・・・

例えば、デレビのLGBT特集なんかは特に気まずい(笑)

けど、うちの親は結婚を強要してこないだけありがたいですね。

周りの友達からも、親のプレッシャーと戦っているとよく聞きます。

 

親にはせめて本当の事を言いたい、だけど無理に悩ませる必要もない。

う・・・ん、ほんと難しいですね。

 

カミンングアウトするタイミング

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私が、今考えているのは、

将来パートナーが出来て、

同棲する事になれば、

親に言おうかなと思っています。

 

・・・その前に彼女な!!!!!!笑

って自分でツッコミ\(◎o◎)/!

 

仕事、恋愛、将来の事・・・

問題は山積み。

だけどそれは同じLGBTの人も、ノンケの人もみんなそう。

そんな時に必要なのは、

悩みを共有したり、相談できる相手。

みなさんはいますか?

恋と同じくらい、友情も大切にしていきましょうね!

暑い夏のふたりの話
【レズビアンの、いつもの毎日】

こんにちは!最近の悩みは汗っかき、Takuです。
梅雨が明けて、毎日暑い日が続きますね。
外に出かけて、気になるあの子や大好きな彼女とデートをするにもちょっと億劫なこの気候…。

今回は、そんな暑い時期だからこそおススメしたい、東京都の下町・浅草&押上デートをご紹介します。

 

恋に効く!?朝参拝のススメ

快晴の夏の日、外でデートするのは気持ちがいい!ですが、昼間だと長時間は外にいれませんよね。そんなときは、比較的温度が涼しい午前中から出かけてみましょう。

私がおススメするのは、浅草寺

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商売繁盛・家内安全・学業成就・厄除け・病気平癒、あらゆるご利益があり、都内最古の寺院としてもとても有名です。
ご本尊の観音菩薩は「願いを聞いて楽しみを与える」広く温かい心の持ち主。
訪れるすべての人に楽しみをもたらしてくれるそう。

本堂の手前には大きな香炉があり、その煙を悪い所や痛い所にあてると良い、と言われているんです。さらに、なんとこの煙、縁結びにもご利益があるとのこと!
煙で恋愛パワーも右肩上がりになるかもしれませんよ。

 

お腹がすいたら何食べる?

お酒が好きなふたりに、おススメなのがホッピー通り。
浅草寺の近くにあり、大衆的な居酒屋さんが並ぶこの通り。

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お昼過ぎには、道に面した席まで人でいっぱい。

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競馬に熱狂するおじさんたちにまぎれて、冷たいビール!
なんて、いかがでしょうか?

 

ゆっくり食事を楽しみたいふたりには、江戸と昭和ノスタルジックな雰囲気のお好み焼き屋さん、『染太郎』がおすすめ。

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定番の味ももちろん美味しいですが、独特のセンスが光るこちらのお店には、普通のお好み焼き屋にはないメニューがあります。

特におススメなのが、合挽挽肉と玉ねぎを餅で囲んで焼き上げるシュウマイ天。

今まで食べたことがない、新感覚のお好み焼きに、びっくりすること間違いなし!ぜひ、お店に行った際には食べてみてはいかがでしょうか。

 

空と海の、東京の避暑地

インドア派のふたりにおすすめなのが、すみだ水族館
浅草から都営浅草線で3分!スカイツリーのお膝元、押上にあります。

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国内最大級の屋内開放のプールでは、間近にペンギンたちを観察することができ、そのほかにもスカイツリーの高さ634mに合わせて展示されている634匹のチンアナゴ、東京湾のいきものたちが大集合している巨大水槽など、すみだ水族館ならではの魅力がたくさんあります。

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光をうまく使った展示が多く、少し薄暗い館内。ロマンチックな雰囲気のなかで、いつもよりも距離を縮めちゃいましょう。

 

最後にご紹介するのは、押上のシンボル・スカイツリー
世界一の高さ・634mを誇る自立式電波塔です。

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高さ450mにある展望台の回廊はガラス張りになっているので、まるで空の中を散歩しているみたいです。

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私は昼間にのぼった事はないのですが、晴れた日の夜の展望台は関東の街の灯を一望することができます。

今夏は8月31日まで、『空の避暑地』としてのイベントも開催中!
日本の夏の風物詩である風鈴をスカイツリーの高さにちなんで、634個使用した空間演出を行っているそう。世界で一番高い場所で響く、風鈴の音を聴きながら、夕涼み。いかがでしょうか?

 
暑い夏。情熱の季節は、ふたりで思い出をつくる最大のチャンス!
きらきら輝く太陽の下、大好きな人とぜひ出かけてみてくださいね。

何回目のデートで告白すべきか
【勝手にゆっくりのんびり恋愛を語る】

こんにちは。さおりです。

今年は9月末くらいまで猛暑が続くそうで・・・えらいこっちゃですわ。

 

全然関係ないですが、私、12月の後半が2週間ほど空いておりますので、どこか海外でも出かけようかと、ここ数日旅行会社のサイトで海外ツアーを探しております。

もちろんクリスマスの日程とかぶりますが、はなから諦めて、海外でひとりで過ごそうかなと思ってます(笑)

「諦めるな!」って修造さんから聞こえてきそうですね・・・(笑)

今まで色々な国には旅行してきましたが、もしオススメの国などあれば、ぜひ教えてくださいね!

 

何回目のデートで告白すべき?

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気になる人ができて、ラインのID交換して、食事誘って、それを何度か繰り返して、どちらかが告白をして、OKをもらって付き合う!

がよくある一連の流れだと思うんですが、

ここで重要なのが、

「何回目のデートで告白すべきか!」

なんでそんな話をするかと言いますと・・・

 

私自身が、今まで失敗してきたから!!!

そして現在進行形で悩んでいるから!!!

タイミングって難しくないですか?

女同士だと、タイミング逃すと友達になってしまいますよね。

逆に早くても、「まだお互いの事よく知らないから・・・」と

言われてしまう事も多いと思います。真面目な人多いですから。

ちなみに私はどちらも経験しております(もちろんフラれる側)

 

一番多い意見は4~5回?

友人に聞くと、「4~5回」という回答が一番多かったです。

正直私は「え?短くない!?」と思ったのですが、みなさんはどう思われますか?

だって4回ですよ?

私だったら4回では、付き合うまで距離を縮められないなあ・・・。

 

「だらだら友達を続けたら、友達以上になれなくなる」(よくあります・・・)

「お互いの事をちゃんと知ってから付き合いたい」

この二つのタイミングが非常に難しいですよね。

 

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ただ、私が思うのは、

お互いの気持ちが「一番」だけど「全て」ではない、ということ。

半分くらいは、

気持ちの波やタイミング、自分の今の環境、心理状態によるんじゃないかと思います。

人間ですからね。

好きな人がいても、

その関係性に悩んでいて、仕事がしんどくて癒しが欲しい時に

たまたま自分の事を大切に想ってくれそうな(美人な)子に告白されたら、

その子と付き合う事だってあるでしょう。

何回目のデートで告白するのかも、誰と付き合うのかも

本当にその時になってみないと分かりません。

 

ま、要するに!

告白のタイミングを間違ってもしゃーないっ!気にすんなヽ(^o^)丿☆

という事が言いたかったんです!

本当に難しいから!!!!!無理です!(←諦めやがった!笑)

 

すいません。

今回も1ミリも話が進まず終わってしまいましたね。

次回こそちゃんとします!

 

って毎回言いそう・・・笑

LGBTパレードに参加しますか?
【LGBTニュースを正しく読み解く】

こんにちは、hanaです。8月に入りましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 海、お祭り、バーベキュー……夏はたくさんイベントがありますが、インドアな私は、外で遊ぶと言っても仕事帰りにお酒を飲みに行くくらい。でも仕事が終わって帰るときに、まだ外が明るいとなんとなく嬉しい気分になります。

 

LGBTパレードに参加する? しない?

今回のテーマは「LGBTパレード」です! 「LGBTパレード」(レインボーパレード、プライドパレード)とは、LGBTの権利向上や理解などを求めて街頭を練り歩くパレードのこと。

LGBTの象徴とも言われるレインボーカラーのアクセサリーを身につけて歩く人や、艶やかなドラァグクイーンたちのパフォーマンスが見られたりと、デモ行進というよりは「賑やかなお祭り」といった表現が近いように思います。
(気になった方は画像検索をしてみてくださいね。写真を見るだけでもわくわくしてきます)

さて突然ですが、ここで質問です。
もし自分が住んでいる地域でLGBTパレードが開催されたら、あなたは参加しますか? それとも参加しませんか? 

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「参加する!」、もしくは「しない!」と即答できる人は、意外と少ないのではないでしょうか。

「楽しそうだけれど、会社の人に知られるのは怖いからやめておこうかな・・・」「自分は賑やかなイベントが苦手だけれど、友達が一緒に行きたがっているし、どうしよう・・・」など、色々と考え迷ってしまいますよね。
 

パレードに行くかどうか迷っている気持ちを整理しよう

そんな迷う気持ちを整理するには、次の二つの観点から考えてみることが効果的です。

一つめが、「コンセプトに賛同するか、しないか」という観点です。
具体的に、ここでは、日本の代表的なパレードを二つを取り上げて考えていきたいと思います。

 

「東京レインボープライド2016」開催概要》

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『東京レインボープライド』は、 LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントの総称です。(中略)『東京レインボープライド』では、様々なイベントを通じ、LGBT当事者が等身大の存在として広く社会で知られるようになり、当たり前に暮らしていけるよう努めていきます。

 

「レインボーフェスタ!」について》(※「関西レインボーパレード」を含むイベントの総称です)

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自分がどのような性を生きるのか、性を介して他の人とどのような関係を築くのか、私たちの性のあり方は「LGBT」や「異性愛」の言葉だけでは表せないくらい多様性に満ちています。レインボーフェスタ!は、私たち一人一人が持つ「性の多様性」を祝福し、分かち合う場です。ハレの日に、色とりどりのあり方・個性が集い、互いに尊重し合うきっかけになることを目指しています。

(太字は引用者)

 

上記を読んで、二つのパレードのコンセプトの違いがわかりましたか? 

「東京レインボープライド2016」は「社会の認知」を、「レインボーフェスタ!」は「性の多様性の尊重」を第一に掲げています。

もちろん開催目的は一つではなく、ここに表しきれない主催者の思いもあると思いますが、「何を一番の目的にしているか」は、パレードの参加を考える上で大切なポイントと言えるでしょう。

LGBTと社会の関わりに対する思いは、当事者であっても十人十色。「もっと世間に知って欲しい」と思っている人もいれば、「知られたくない、そっとしておいて欲しい」と感じている人もいます。

自分はどんな世界を目指していて、自分のいる状況をどんな風に変えていきたいのか――。自分の気持ちをしっかりと見つめて、じっくり考えてみてくださいね。

 

パレードに「参加したい」と思うか、思わないか

二つめに大事な観点が、「自分が『参加したい』と思うか、思わないか」ということ。

一見すると、簡単なことのように思えるかもしれませんが、実はこれが一番難しい。

というのも、いざパレードに参加となると、自らの社会的な立場や、パートナーあるいは友人との関係など、いろいろなことを考えざるを得なくなるからです。

だからこそ、今一度、自分自身の気持ち、『参加したい』かどうか、振り返ってみましょう。

少しでも参加したいという気持ちがあれば、本当にあらゆる方法があります。周りへバレることが気になる方でも、例えば、仮装して顔出しをせず参加したり、パレードの中で歩かなくても街頭から手を振るという参加の仕方だってあります。もちろん、当日パレードに参加しなくても、TwitterやFacebookなどのSNSを使ってパレードを告知するというのも、参加の一つと言えると思います。

 

「無理せずにできる範囲」で参加してみる

余談ですが、これまで私自身、職場にカムアウトしていないことや、賑やかなイベントが苦手なことから、パレードへの参加には二の足を踏んでしまっていたのが実情でした。「みんなががんばっているのに私は何もできず情けない……」と落ち込んでいた時期も。

それでも、色々な人の参加の方法を見て、無理せずにできる範囲で関わることが大事なんだと気付きました。今ではSNSで拡散したり、友達に話したり、こうして記事として書くことで、自分にできる範囲の応援をしています。やはり自分が自分らしくいられる形でパレードに参加するのが一番ですね!

 

最後になりましたが、みなさんはパレードに対してどのような気持ちを抱いていますか? コメントで教えていただけたら嬉しいです。

それでは、次回もよろしくお願いします!

 

【今年日本で開催されるLGBTパレード】

東京RAINBOW PRIDE(東京・2016.5.7〜8)

虹色どまんなかパレード(愛知・2016.9.17)

関西レインボーパレード(大阪・2016.10.8)

※その他、過去に開催されたことのあるパレードについてはこちらのHPが参考になります。

「同性婚 ゲイ マリッジ」

http://gaymarriage.jp/gayparadeinjapan/ (参照日2016年8月17日)

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オーランド銃乱射事件から学ぶこと--ヘイトクライムとしての報道
【LGBTニュースを正しく読み解く】

オーランド銃乱射事件とは

こんにちは、hanaです! 7月後半から本格的に暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか? 私はふだん電車で通勤しているのですが、最寄り駅から会社まで、たった10分歩くだけでへとへとになってしまいます。みなさんも水分をたくさん取って、熱中症には気をつけてくださいね!

 

それではさっそくニュースを見ていきたいと思います。今回取り上げるのは、6月にアメリカのフロリダ州オーランドで起こった「オーランド銃乱射事件」です。

【6月12日未明、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドのゲイナイトクラブで男が銃を乱射し、49人が死亡、53人が負傷。容疑者の男は客を人質に立てこもったが、突入した警察との銃撃戦の末に死亡した。】

以上が事件の概要です。
この事件は多くのメディアで報道されたので、知っている人も多いと思います。

 

私がニュースを見て気付いたのは、メディアによって事件の取り上げ方が大きく異なるということ。大まかに分けると次の三つの取り上げ方がありました。

①アメリカの銃規制問題に言及したもの
②IS(イスラム国)との関連を指摘したもの
③LGBTに対するヘイトクライムとして捉えたもの

このように様々な要素が複雑に絡み合うオーランド銃乱射事件ですが、このコラムでは③の側面について考えていきたいと思います。

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「ヘイトクライム」としてのオーランド銃乱射事件

「ヘイトクライム」とは、「宗教・人種・セクシュアリティなど特定の属性に対する憎悪や偏見から起こる犯罪」のこと。今回の事件はゲイナイトクラブ「Pulse」を狙った犯行であったことから、多くのメディアが「ゲイ(LGBT)に対するヘイトクライム」として報道しました。

もちろんヘイトクライムであることは疑いようがないのですが、「ヘイトクライム」として報道することには、良い面だけでなく悪い面も存在するのです…。

 

ヘイトクライム報道のメリットとデメリット

メリットとしては、LGBTの置かれた状況を世界の人に知ってもらえることが挙げられます。LGBTの人々は日常的に、マイノリティとして憎悪の対象となる危険にさらされています。こうした状況を知ってもらうことで、味方を増やすこともできるのです。

一方で、以下のようなデメリットも存在します。

・別のゲイクラブに模倣犯が現れる可能性がある
・LGBTのクラブの規制に繋がる
・マイノリティの特殊な事件として記憶されてしまう危険性がある

 

特に注意しなければならないのは、三つ目の点です。

「LGBTの事件」として報道されることで「LGBTって危ないんだ」「自分には関係ない事件だ」と思われてしまう可能性があります。また、もともとLGBTに良い感情を抱いていない人々の中には、「社会的に許されない人達なのだから事件が起こって当然だ」と解釈する人もいるかもしれません。

こうしたデメリットがある中で、私たちはこの事件をどのように捉えればよいのでしょうか。
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それでも声を挙げたい--オーランド銃乱射事件はヘイトクライムである!

このような状況の中でも、私はあえて「オーランド銃乱射事件はヘイトクライムである」と言う必要があると思っています。なぜなら、この先LGBTに対するヘイトクライムを起こさないためには、「私たちは泣き寝入りしない」という姿勢を見せる必要があるから。

マイノリティを狙う加害者の心には、「マイノリティだから攻撃されて当然だ」「マイノリティには力がないから反抗できないだろう」という気持ちが少なからずあります。これに対抗するには、「少数派であっても堂々と生きる権利がある」「ヘイトに屈しない」という態度を示し続けるしかないのです…!

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事件直後、インターネット上で、「#TwoMenKissing」というハッシュタグを付けて男性同士のキスの写真をアップしよう、という動きがありました。「ヘイトに屈しない」という姿勢をはっきりと示した行為だと言えます。

http://www.gaystarnews.com/article/twomenkissing-social-media-beautiful/#gs.null

日本でも、ゲイバー・レズビアンバーが多くある新宿二丁目で、犠牲者の追悼集会が行われました。LGBTの権利向上を訴える団体「ストーンウォール・ジャパン」が主催し、約150人が参加しています。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/14/shinjuku-candle_n_10451772.html

 

そのほか世界中の多くの著名人が、この事件をヘイトクライムとして受け止め、コメントを出しています。

政治家のヒラリー・クリントン氏はFacebookで、「これは(テロの行為であるだけでなく)ヘイトの行為でもあります。【中略】アメリカでは、ヘイトが許される余地は一切ありません。」と述べました。

https://www.facebook.com/hillaryclinton/posts/1165058356884025

また女優のエレン・ペイジ氏(映画『JUNO』の主演女優さんです)はTwitter上で、「私たちのコミュニティはとても大きな損害を受けました。私たちはこれまで以上に団結しなければいけません。」と語っています。彼女は2014年に同性愛者であることをカミングアウトしています。LGBTコミュニティの一員として、ヘイトに屈しない姿勢を示しているのです。

 

ここに紹介したものはごく一部ですが、関心のある方はぜひリンク先のページも見てみてくださいね。

 

オーランド銃乱射事件の報道から学ぶこと

日本に住む人々にとっては遠い世界の話にも思えるこの事件ですが、「ヘイトに屈しない」というのは、私たちの日常においても大切なことなのではないでしょうか。小さな差別を見過ごさず、声を挙げ続けることが、自分にとって生きやすい環境を作り、同じマイノリティの人達の生きやすさにも繋がる。私はそう信じています!

 

今回は、堅苦しい内容になってしまいましたが、一緒に考えていただけたでしょうか。次はもう少し明るい話題を取り上げたいと思います。それでは、次回もよろしくお願いします!

深読み☆LGBT映画『キャロル』

はじめまして。深谷ヨミといいます。

皆さんは映画、お好きでしょうか?

私は小さい頃から映画が大好きで、午後のロードショーでメロドラマを見ては両親に叱られる……そんな子ども時代を過ごしました(笑)
映画はそのまま見ても面白いですが、その物語の背景を知るともっともっと面白くなると思います。このコラムでは古今東西、様々なLGBTに関わる映画を紹介しつつ、LGBT当事者の方も、そうでない方も楽しんでいただけるような記事を書いていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします!

さて早速ですが、今回ご紹介する映画は、『キャロル』です。

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映画『キャロル』
(C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

2016年2月に日本で公開され、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが恋人役として登場し話題となった本作。ご覧になった方も多いのではないかと思います。

私は新宿のTOHOシネマズで2回見たのですが、映画館に着くと女性2人連れが心なしか多かったような気が(笑)。ちょっと大人なシーンも挿入されていて、デートで見に行った方はきっとドキドキされたのではないでしょうか……?!

お話の舞台は1950年代のニューヨーク。クリスマスシーズンで混み合うデパートで、おもちゃ売り場の売り子をしていたテレーズ(ルーニー・マーラ)は幼い娘へのプレゼントを買いに来た人妻、キャロル(ケイト・ブランシェット)と出会います。二人は一目で恋に落ちますがキャロルは目下、離婚の調停中。テレーズも男性の恋人に求婚されていたりと、二人の恋は一筋縄ではいかない……というのが簡単なあらすじ。

クリスマスシーズンのにぎやかな街角、白い吐息で曇ったガラス、美しい2人の恋人。そんなロマンティックなムードが、エドワード・ラックマン監督こだわりの16ミリフィルムによって質感までスクリーンに映し出される、映像としても大変美しい作品です。

 

そんな美しくロマンティックな本作、驚く事に半世紀も前に書かれた小説が原作となっています。しかもなんと、原作が出版された1951年当時としてはそれまでの常識を覆すとんでもない作品だったのです!一体、この原作のどこに、常識を覆す力があったというのでしょうか?

また、女流作家パトリシア・ハイスミスの半自伝的作品と言われる本作。原作者もひょっとしてレズビアンだったのでしょうか?まさか映画のようなロマンティックな出会いが彼女にもあったというのでしょうか?……色々な疑問が湧いてきますよね。

というわけで今回は、『キャロル』の原作小説『The Price of Salt』(原作者による改題後は『Carol』)から映画の世界を少し深読みしてみましょう!

 

二人のキャロル

さて、実は主人公テレーズが恋に落ちる人妻=キャロルには明確なモデルが2人いたことが、作者の日記によって明らかになっています。

一人目のモデルは原作者が偶然出会った女性でした。
1948年のクリスマスシーズン、原作者=パトリシア・ハイスミスは、デパートで臨時職員として売り子をしていました。そこで一人で買い物に来ていた美しい女性と出会い、目を奪われます。

映画『キャロル』二人の出会い
(C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

ブロンドの髪でミンクのコートをまとったその女性は、娘のために人形を買うと、その届け先として名前と住所をメモに残していきました。もうお察しかと思いますが、作者のハイスミス自身もレズビアンだったんですね。

ハイスミスが受け取ったメモに書いてあったのは、E.R.Sennという名前。作者は彼女から受けたインスピレーションを抑えきれず、その日のうち、わずか2時間ほどで物語のアウトラインを書き上げました。それが後に本映画の原作小説『The Price of Salt』となったのです。

また二人目のモデルは、バージニア・ケント・キャサーウッドという女性。原作者のハイスミスが日記に、「バージニアがいなければ、この小説は書けなかっただろう」とまで記している彼女は、ハイスミスの恋人でした。しかも、映画の中のキャロルのエピソード同様、過去にホテルで女性の恋人との情事を盗聴され、裁判によって娘を失っていたんですね。

 

現実というのは時に物語を凌駕するものなのかもしれませんが、そういった原作者自身の恋人=バージニアの過去のエピソードも基にして、ハイスミスはこの物語を組み立てていったようです。

 

実在した「2人のキャロル」。2人は作者ハイスミスの日記によるとどこか似ていたのだそうです。皆さんも、今まで好きになった人を思い返してみると、似たようなタイプばかり好きになっていた……なんてこと、あるんじゃないでしょうか(笑)

 

余談ですが、後にハイスミスの伝記の筆者であるアンドリュー・ウィルソンが、デパートの人形売り場でハイスミスの心を奪った女性を探しあてています。彼女の名前はキャスリーン・セン。彼女がハイスミスの元に残したE.R.Sennというメモは、彼女の夫であるアーネスト・リチャードソン・センの名前だったのです。

キャロルと同様、裕福だったキャスリーン。悲しいことに、彼女は本作原作小説の発売前の年、車の中でガスによる自殺を遂げて亡くなったことがわかっています。もちろんハイスミスは、映画のようにキャスリーンの本当の名前を知ることはありませんでした。当然、生涯再び出会うこともなく、彼女の死についてすら知らなかったことでしょう。

映画『キャロル』キャロル
(C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

デパートでの出会いの一瞬を永遠にして、美しい物語をつくりあげたハイスミス。この物語には、原作者の恋という人生の断片が描かれているんですね。

 

当時のアメリカの社会的背景/ここからネタバレ注意!

さて、実在したモデルの1人は悲しい最期をとげましたが、この映画のラストはどうでしょうか?
実はこの映画では、原作小説のラストがかなり忠実に再現されています。苦難を共にし、1度は離れ離れになった2人が再会。2人の目と目が合い……というところでクレジットが流れて映画は終わるんですね。見る者の想像にその後の恋の行方は任される……いわゆるオープンエンドの終わり方です。

決してバットエンドではないものの、ラストを観て「これで本当に二人は幸せになれるのかな?」と少しがっかりされた人も多かったかと思います。

しかし、この終わり方、なんと原作が出版した当時はその当時の常識を覆す、とんでもないラストだったのです。

それを知るにはハイスミスが生きた当時1950年代のアメリカの様子を少し抑えておく必要があります。

当時、アメリカでは同性愛者は差別の対象であり、同性愛は精神科医によって治療されるべきものでした。実際、1950年には公職に就いていた190人もの人たちが同性愛者であることを理由に解雇される事件が起きるなど、同性愛者への社会的な差別が公然と行われる現実がありました。

 

当時活躍したレズビアン・パルプフィクション作家Jaye Zimetは次のように述べています。「当時、小説の中においてもレズビアンは男性と結婚するか、気が狂うか、さもなければ自殺するしかなかった」……と。つまり同性愛を扱ったフィクションは、「同性愛という悪い行いをしていると、己の身をほろぼしますよ、ちゃんと「更生」して異性と結婚できる「まともな」人間になりましょう」という「教養小説」の一面があって初めて世の中に出せるものだったんですね。

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『キャロル』の舞台となった1950年代のニューヨーク
(C)1950 Frank Oscar Larson

そういった1950年代のアメリカの中でこの原作小説が出版されるという事が、どんなに大変なことだったかご想像いただけるでしょうか。

なにせ、今までのセクシュアルマイノリティ小説とは違い、誰も作者によって「自殺」させられたり、「更生」されることがない物語です。性別を超えて心がつながりあった二人の愛が真摯に描かれ、離れ離れになった二人が再び出会うところで終わる……それはフィクションによってすら否定され続けてきたセクシュアルマイノリティの人々が、自分たちの愛を初めて肯定してもらえた、一つの大きな転換点だったのです。

ちなみに本作の発行時、すでにハイスミスは名の知れた作家でしたが、本作がレズビアンを扱った小説であるがために、全くの無名のペンネームでこの小説を出版することを余儀なくされていました。それにも関わらず、作者の元には毎週何十通ものゲイやレズビアンの当事者による感激と激励の手紙が送られたと言われています。
その当時、どれだけLGBT当事者が変化を求めていたか……読者からの賞賛と反響がそれを語っているように思います。

 

幻のバッドエンドと半世紀を経た映画化

そのような賞賛の裏で、出版前の本作には別の終わり方=バッドエンドが存在したしたことも明らかになっています。

ハイスミスは当初、当時の一般的なレズビアン小説に倣ったバッドエンドのシナリオで話を終結させようとしていました。作者の日記によればそれはギリシャ神話の中のタンタロスのような終わり方だったと言います。ちょうど、地獄に落とされたタンタロスが、どんなに喉が渇いても決して近くの水を飲む事ができないように、どんなに近くに愛があり、その愛を求めたとしても、決して得る事が出来ない……そんな終わり方だったようです。幸い、本作に採用されたラストと、バットエンドの両方を読み比べた編集者の助言で、バットエンドは採用されることはありませんでした。もしかしたらその編集者さんは変わりつつあるLGBTを取り巻く時代の波をつかんでいたのかもしれませんが……。

……ではもし、その時編集者さんがバットエンドを選んでいたら、この作品の評価はどうなったでしょうか?

前述したようなセクシュアルマイノリティからの絶大な評判はともかく、もっと早く映画化が行われていた可能性があるというのが私の見解です。

その理由は3つ。

 

第1に、同性愛を扱った作品であってもラストで同性愛者が破滅するような話の場合には、比較的早い年代(1960年代頃)から映画化されてきた経緯があるためです。

第2に、原作者が別名義ではなくハイスミス名義で出版できた可能性があるためです。『孤独の街角』(扶桑社ミステリー刊)など、同性愛者が破滅するストーリーにおいては、原作者はハイスミス名義を利用しています。原作出版当初からネームバリューのあったハイスミス名義の方が映画のオファーが来やすい事は間違いないでしょう。

第3に、本映画の原作者パトリシア・ハイスミスは、何と言ってもほとんどの長編作品が映画化されている映画界のヒットメーカーだったためです。ヒッチコック監督の『見知らぬ乗客』やルネ・クレマン監督の『太陽がいっぱい』など、きっとご存知の方は多いと思います。当然その作品のクオリティは折り紙付きです。

映画『太陽がいっぱい』『見知らぬ乗客』
左:映画『太陽がいっぱい』(C)1960 Titanus/Miramax (Re-released in United States) 右:映画『見知らぬ乗客』 (C)1951 Warner Bros

 

映画化というのは、多額の収益を出さなければならない映画産業の性質上、原作作品が社会的に受容されるかどうかの一つの指標になります。悲しい事ですが、今まで『キャロル』が映画化されてこなかったのは、「同性同士が純粋にお互いを愛し幸せになる映画、そんなもん誰が見るんだ」「同性同士の愛など許されることではない」……そんな風に思われていた時代が長くあったからなのだと思います。

 

同性愛者の愛や幸せを扱った物語であるために、長いあいだ映画業界からも忘れられ、日本では映画公開が決定するまで翻訳すらされていなかった、隠れた名作。それが『キャロル』という作品だったのです。

 

アメリカ、同性婚の合法化
(C)2016 The News Blaster

昨年はアメリカ全州での同性婚合法化が行われるなど、LGBTを取り巻く状況が大きく変化した年でした。20世紀の同性愛者への差別の歴史を振り返る時、『キャロル』が映画化されたという事実は、同性愛への理解の浸透や社会状況の変化を強く反映していると考えることもできるように思います。

1952年の出版から半世紀を経て映画化された『キャロル』。では次の半世紀、同性愛をめぐる社会の状況はどう変わっていくでしょうか?セクシュアリティやジェンダーなど関係なく、お互いを愛しあうことが自由に認められる社会になるでしょうか?家族へのカミングアウト、婚姻制度、差別……日本でも課題は山積みです。しかし、お互いを愛しあう事を決めたテレーズとキャロルのように、私たちもまた、強くならなければならないのかもしれないですね。

 

なーんて、最後は少し重い話になってしまいましたが、ケイト・ブランシェットの演じる色気満載のキャロルとルーニー・マーラ演じる可愛らしいテレーズ。その姿を見ているだけでも、大・大・大満足の本作!旅行先にて2人でお化粧をするシーンなどなど、原作にないアレンジシーンも本当にかわいらしくてキュンキュンすること請け合いです!
まだ観てない方はぜひ、ご覧になってみてくださいね☆

 

……というわけで、いかがだったでしょうか?

今回からFind fで掲載させていただくこのコーナー「深読み☆LGBT映画」。
新しい映画からちょっと古い映画まで、様々なLGBTにまつわる映画をご紹介していきます。
映画のバックグラウンドやLGBTの歴史などのトリビアを詰め込んだ、楽しいコーナーにしたいと思いますので、ぜひまたチェックしてみてくださいね!
次回もどうぞお楽しみに!

 

icon著者:深谷ヨミ

ごく普通の三十路のレズビアン。幼少期にモテ期が過ぎてしまったため今は絶賛恋活中(笑)美術大学卒業後、出版社、事務職などで働く傍、執筆活動を行う。

*参考文献

  1. “Beautiful Shadow : A Life of Patiricia Highsmith” Andrew Wilson著
  2. “キャロル”パトリシア・ハイスミス著 柿沼瑛子訳

*掲載されている映画の画像については以下より引用させていただきました。

  • キャロル日本公式HP(http://carol-movie.com/)
  • キャロル日本公式twitter(https://twitter.com/carol_movie)
  • キャロル日本公式facebook(https://www.facebook.com/211公開-キャロル-505334499635463/)
  • The Photography of Frank Oscar Larson(http://www.franklarsonphotos.com/)
  • Yahoo!映画(http://movies.yahoo.co.jp/movie/太陽がいっぱい/13880/)
  • Amazon.co.jp(https://www.amazon.co.jp/見知らぬ乗客-DVD-FRT-106-パトリシア・ヒッチコック/dp/B000M05T2C)
  • The News Blaster(http://thenewsblaster.com/2016/06/25/gay-marriage-ruling-like-a-shot-of-heroin-in-the-leftist-vein/)